宮脇 昭(みやわき あきら)のプロフィール
財団法人 国際生態学センター[JISE]
ブログ
「いのちの森を生む」 宮脇昭著を読んだ。すごい人がいたもんだ。 「人間が消えても森は育つ。しかし森が消滅すれば、人間生きていけない。・・・ 森は、幅1mからでもつくることができる。自分自身と自分の愛する人、隣人達のいのちと遺伝子を守り、... 人間、本気になればできないことはないのです。」 なんというしたたかな自信を持った素敵な言葉だろう。 10年間で、「日本植生誌」を完成。お手伝いした、若者達に感謝。 現存だけでなく、日本古来の潜在自然植生をまとめあげたのがすごい。
(2006-05-27)
この本はずいぶん昔に買った...
ピラミッドや万里の長城といった...砂漠化がすすんで...2000年来神社の鎮守の森ということで木を大切にしてきた。木はすなわちすべての生命のよりどころみたいなもので今後も大切なもの。その土地にあった木や植物を大切にすることが大事だという事を教えてくれます。今道路ダム開発においてもいかに現状の環境を壊さないようにして開発するかという認識が問われ河川護岸なども自然に戻す方向を模索しています。そのような環境と我々の未来を考える基礎的な本がこの本です。
(2006-05-28)
横浜国立大学名誉教授で、(財)国際生態学センター研究所所長の宮脇昭さんの評伝です。現在76歳で、今も元気にブラジルのアマゾン、ボルネオ、中国、そして日本全国を周り、その土地本来の森をつくるために日々、動き回っている元気な日本人のこれまでの人生を、一志治夫さんが軽快な筆致で描く痛快ノンフィクションです。
目次
プロローグ 魂の森をつくる男―混ぜる、混ぜる、混ぜる。好きなやつだけは集めない
1章 雑草をめぐる旅―神は貧しき者にも、王様にも同じように24時間365日を与えている
(2006-05-19)
挑戦の日々 満たされた環境が、生物にとって、いい環境かといえば、そうではない。 森をつくるには、違う種類の樹木を混ぜて、植林する。それぞれ競争させたほうが、よく育つという。全世界に3000万本の植樹をしてきた宮脇昭・国際生態学センター研究所長の経験である。「最適条件とは、生理的な欲求が満たされな...
久しぶりに面白い本を読んだ。 集英社新書の「いのちを守るドングリの森」宮脇昭著だ。 造園の業界紙である環境緑化新聞の書評に「この本を読むとドングリを植えたくなる」と紹介されていたが、確かに猛烈にドングリを植えたくなった。 本物の森の「木を植えることは、地球上のすべての生き物の未来を保証することである。」との主張が全編にわたってなされている。 最近は外来生物法が施行されたりして、緑化に対する考え方も随分と変化し始めている。 コストや流通の仕組みが整わな ...
(2006-03-20)
■ついにライブドア堀江社長ら4人逮捕。またもNHKの情報は早かった。夜7時のニュースで今晩中に逮捕と流し、逮捕後の8時には特番のニュース番組を組んだ。海外でも8時前にはニュースで取り上げたそうだが、な、なんと民放ではテレ朝がニュースを組んだ以外は(他の1局はさわりだけ放送)のんきに歌やら時代劇を放送していた。ほんとに機動力がないなあ。 ■横浜国大名誉教授で植物生態学者の宮脇昭氏の取材
(2006-01-23)
日本の神道は4000年の歴史を持ち、長い間宗教の形すら取っていなかったと言われる土着の宗教で、今なお、八百万の神を祭っている。このような宗教を多神教と言うが、これまでは原始的とみなされてきた。ヨーロッパでも古代ギリシャやローマは多神教であった。それが一神教であるキリスト教やイスラム教が支配するようになると、たった2000年で地球をだめにした。原始的だと思われていた多神教こそ、人類が二一世紀、さらにつぎのミレニアムまでも生き延びるために、見直されるべきではないか。
宮脇昭 『いのちを守るドングリの森』p158-159, 集英社, 2005
※-- 引用につき、わたしは私的な感想を挟まない
(2006-04-13)
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