メナモミ日記 [2004年]

1月11日Mapinfo講習会に参加

島根県中山間地域研究センターMapinfo講習があった。NPOひろしまねは4人参加。江の川流域の資源マップを 作成するための1つの方法として考えている。データーと地図とウエップGISを連動させることができるといいのだが。 ▼あと松江市と匹見町から一人づつ参加があつた。マップインフォに滝のデーターを入力される方もおられるようだ。▼講師をしていただいた島根県中山間地域研究センターの皆様ありがとうございました。夕方から源流プロジェクトの打ち合わせ、そのご併設されている宿泊棟で鍋を作り語りあった。

はじめようMapInfo図解!これならわかるGIS はじめようMapInfo図解!これならわかるGIS

著者:新田芙美子 / マップソリューション研究会
出版社:日本実業出版社
本体価格:4,500円


1月03日自然の造形

雪が降るとカメラを持って散歩に行くといい。今まで見たことのないような情景に出くわすことがある。見慣れた風景にも今この時にしか見えない表情を現す。写真は和南原川の深渡谷橋から川面を撮った。丸い雪から突き出たかれた萱がまるで現代造形のようなオブジェになっている。


1月02日我がルーツの町並み

正月のお宮まいりに故里の街を歩いた。写真は高野町新市から北へ伸びる旧道の家並み。 国道432号がこの交差点での出雲方面へ曲がるところで今は左の家の裏側にバイパス が通っている。鉄の町。宿場町として栄えたこの祇園町も今は空き家が多く過疎の町になった。 民俗学者の宮本常一さんが1959年調査にこられて写真を撮っていたのが宮本常一データーベース にあったので今年私がとった写真と並べてみた。この道の奥まった所が私の母の家で上の写真を撮った2年まえ私はここで生まれた。 向かいに鉄の神を祭る金屋子神社がありよく遊んだ記憶があります。 その頃はどの家にも2、3人の子供がいてにぎやかでしたが今は老人ばかりです。 家の骨格は当時とあまり変わりがありません。道に舗装がされ窓がアルミサッシに変わったぐらいです。 手前の左右とも旅館業を営んでいましたが今は泊まる人なくなりました。 燃料用の束木が右の家の前にあるのが時代を物語っています。 日付と時間と場所がはっきりした写真は貴重な資料になります。またこんな対比写真をとりたく思いました。 我聞塾で宮本常一さんの弟子で雑誌「旅」の編集長をされていた山崎禅雄先生のお話も聞く機会があり 民衆の生活の歴史を知る楽しみを教わっています。


1月02日和南原川雪景色

例年この時期は沢山の雪が積もります。実家の前の川です。幼い頃ここで夏は水遊び、魚とりなどして 楽しみました。夏は沢山の蛍が飛んでいました。最近でも国の特別天然記念物オオサンショウウオがここで 暮しています。私たちはハンザケと呼んでいました。ゴギを保護するためこの川の支流の奥三沢川を禁猟区 にしたのはいいのですが、ハンザケが食べてなかなか増えないそうです。昔は田舎の貴重なタンパク資源で 藁にくるんで火をつけ焼いて食べていました。生命力が強くなかなか死なないので子供こころにも怖かった 記憶があります。この川は2キロ下流で神の瀬川と合流し三次市で江の川と合流して江津市で日本海に流れて います。雪が多いのはこの地方に住むものにとっては大変ですがこの源流の水が多くの生き物をはぐくんで います。


1月01日年の初めのお雑煮

▲あけましておめでとうございます。本年もメナモミと旅に行きましょう。 ▲さて新年というのはなんといっても来るだけでありがたい。 ふつう食べることのない儀式的食生活が厳かな気分もかりたてます。 日本人がなにかおめでたい時に食べるのがもち米を使った食事です。 季節ごとに地方ごとにイベントがあり食べられています。 お正月の食べ物はなんといってもお雑煮です。家々又地方ごとによって特色があります。 ▲我が家は広島県北部にたべられている雑煮です。まるもちのしょうゆ入り具ははまぐりネギとこの地方 でオップリ呼ばれている岩のりを酒に浸したものが入ります。これは島根半島からの行商が県境の町にきていたためで 島根半島の十六島(ウップルイと読む)だけでとれる非常に細かな岩海苔です。厳寒の波しぶきに洗われる場所で命がけ で少しづつ取るので非常に高価で100g3000円はします。正月だけの楽しみでこの海苔の味は外のものに変える ことはできません。


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