遺品整理屋は見た!の詳細
遺品整理屋は見た!

遺品整理屋は見た!
By 吉田 太一

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  • Amazon.co.jp ランキング: #8200 / 本
  • 発売日: 2006-09-26
  • 版型: 単行本(ソフトカバー)
  • 224 ページ

遺品整理屋は見た!のエディターレビュー

内容紹介
孤独死、自殺、殺人…ひとごとのように感じられるかもしれませんが、それらはあなたの隣で起こっていてもおかしくありません。本書は、日本初の「遺品整理」の専門業者として、さまざまな壮絶な現場を経験してきた著者が記した46の「現実にある出来事」。あまりの凄まじさに「覗き見」の興味本位で読み進めていっても、そこからは現代社会が抱えている痛みや狂気が汲み取れます。圧倒的な読後感!

「日本経済新聞」「The Japan Times」「日経ビジネス」「日経流通新聞」「ダ・カーポ」「スーパーモーニング」「ザ・ワイド」「ガイアの夜明け」……さまざまなメディアで反響!
08年夏、地井武男主演で、テレビドラマ化決定

内容(「BOOK」データベースより)
「あっ!これが死臭なのか…!!」日本初の「遺品整理のプロ」の心に深く刻まれた46の壮絶な現場。少子高齢化、遺産相続争い、恋愛のもつれ、遺族の不仲、人に知られたくない性癖…。そこには、人の営みの光と影のすべてが凝縮されていました。これまでにない新しい視点と独特の語り口で、圧倒的な読後感。

内容(「MARC」データベースより)
ひとり暮らしの人が亡くなった際、遺族に代わり故人の日用品や部屋の片づけを引き受ける「遺品整理業」。遺産相続争い、遺族の不仲、故人の内緒の性癖…。日本初の遺品整理のプロの心に深く刻まれた46の壮絶な現場とは。


遺品整理屋は見た!のカスタマーレビュー

独りで死をむかえるということ 4
ゲテモノ好きの好奇心をそそる感じのタイトルだが、なかなかの良書だと思う。この世の去り方も人それぞれだが、自殺、他殺、孤独死などにより、後を濁さず穏やかに死を迎えることが出来なかった人々の最期の様子が伺える。当然気味の悪い場面もあるが、そちら系の読者をターゲットにしているわけではないので、状況の描写は適当なところに落ち着いている。そのせいか、こういっては何だが、読み進むと、話のバリエーションには欠けてくる。だが、誰も好き好んでやりそうもない仕事を、誠意を持ちながら行う著者らの姿勢に、敬意を抱かずにいられない。

著者によって繰り返し強調されるのが、孤独死をむかえる人の多さである。少子高齢化社会が着実に進む日本で、この問題は非常に厄介なもの。核家族の一員でもなく、社会との接点も少ない人間が増える傾向にあるのは、衆知の事実だ。これら人々が次々に孤独死をむかえると、どのような状況になるのか想像に難くない。一人身の人間にとって、誰にも看取られず、顧みられずに死をむかえる生の尊厳とはどういうことなのか、少々直視することを避けたい方向から、考えるきっかけを与えてくれる本である。

よくぞ本にしてくれました!5
著者は全国初の「遺品整理」専門会社を設立された方です。
遺品整理とは、遺族の代わりに故人の日用品や部屋の片付けを引き受ける仕事のことを言います。
故人といっても、その死因は自殺、孤独死、殺人等があり、それぞれの現場で著者が実際に経験したエピソードをもとに本書は書かれています。

エピソードは全部で46ありますが、それぞれ3?6ページがほとんどなので、一つの一つの話はすぐに読めます。

やはり内容が内容なだけに、かなり悲惨な状況も描かれていたりしますし、どうしても(自分を含めた)死を意識させられる内容なので、そういうのが苦手な方は注意しておいた方が良いかもしれません。
ただし、著者の人柄の良さが文章から滲み出ているので、悲惨な話でも辛い思いをしながら読まないといけないということは無いと思います。

なかなか日常生活において出会うことの少ない仕事ということもあり、一般人が具体的なことを知ろうとしても難しいので、よくぞ本にして出版してくれたと思います。非常に勉強になりました。

稀な業種でなくなるときが来る5
死体の惨状に関しては「法医学教室の午後」「墜落(御巣鷹山の死体処理プロジェクト)」が印象に残る。ただ、この本を読んで思い出したのはむしろ「片付けができないOLの住まい」に関する週刊誌の記事。会社ではキレイ好きで通っている女性のゴミ屋敷。
死後に人生が暴かれたエピソード満載なのだが、死んでしまったら、どうでも良いことかも知れないという気もしてくる。むしろ後始末をする親戚縁者のためを思いなさいということか。「その視に方は迷惑です」にあったように遺言を作り、資産を整理し、キーパーズに予約を入れてから、第二の人生を楽しむのが正しい順序ですよね。