山の道
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #92700 / 本
- 発売日: 2006-11
- 版型: 単行本
- 203 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
落人、木地屋、マタギ、ボッカなど、山間秘境を放浪し生活を営んだ民の暮しぶり、また往来に欠かせぬ間道、峠道の果した役割など。山の中にどのような人生があったのか。
内容(「MARC」データベースより)
山の中の生活は意外なほど厳しく、山道をゆけば必ずといっていいほど峠越えをしなければならなかった。そういう道を人々はどのように歩いて行ったのか? 山道や峠道の果たした役割にふれながら、人々の山中での暮らしを探る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮本 常一
1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
山や自然への憧憬を甦らせる
市販の地図などを見ていると、山間僻地の集落に「秘境ムード満点」などと
赤地に白抜きで書かれていたりする昨今。
実際にそんなところへ行ってみれば、道路脇には
「ようこそ!秘境へ!」
などと看板が立つウェルカムモード。今や”秘境”の名は観光の呼び物ともなっている。
交通状況が飛躍的に発展したこの時代、人も物も飛び去るように行き来する。
日本にはもう、人跡稀な秘境というべき秘境はないと思える。
が、ほんの100年前まで平地とは違う”山の生活”は確かにあった。
この本は、そんな山の人々の姿を分かりやすく伝えてくれる一冊である。
無従の山村にひっそりと、それでいて自然と共生し、
のびのびと暮らしてきた人々の姿や、やがて侵食してくる権力との闘争の秘話。
狩猟採集に生き、山間を転々とした人々の足跡。
山と里のモノの行き来と、それを通じた人のまじわり。
現代、ローラーをかけたように均一化されてしまった日本の文化が忘れてしまった、
人々の息遣いを思い出させてくれる。
”山のあなたの空遠く、幸い棲むと人の言う・・・”
という詩にあるような、自然や、また未知の物に対する憧憬が、
現代人に甦ることはあるのだろうか。
そんなことに思いを馳せさせてくれる、人の匂いのする一冊である。



