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宇喜多秀家―備前物語
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宇喜多秀家―備前物語の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #150062 / 本
- 発売日: 2001-04
- 版型: 文庫
- 699 ページ
宇喜多秀家―備前物語のエディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
太閤秀吉の寵愛を受け、五大老にのぼりつめた白皙の貴公子、秀家の華麗な前半生と懸命な後半生。宇喜多一族の興亡を綴る歴史長篇
内容(「BOOK」データベースより)
「八郎よ、必ず家を再興するんじゃ。忘れるでなあぞ」岡山、浦上家の家老だった勇将・宇喜多能家は謀叛の廉で自死する際、孫に言い遺した。長成した八郎は、辺境の一城から先見と奇策謀術でのし上がり、秀吉の天下取りに貢献、子の秀家は秀吉の養子となり、時代の寵児として名を馳せる。乱世の風雲に身を曝した宇喜多家興亡の譜。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
津本 陽
昭和4(1929)年、和歌山市に生れる。東北大学法学部卒業。昭和53年「深重の海」により第79回直木賞受賞。主な著書に「闇の蛟竜」「南海綺譚」「明治撃剣会」「薩南示現流」「黄金の海へ」「雑賀六字の城」「巨人伝」「宮本武蔵」「虎狼は空に」「独眼流政宗」「下天は夢か」「乾坤の夢」など。史料を十全に分析する闊達な史観から旺盛な創作活動を続けている。「夢のまた夢」で平成7年度の吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
宇喜多秀家―備前物語のカスタマーレビュー
歴史好きにはたまらないのでは・・・
あらゆる歴史書類を現代語に翻訳してひとつの時系列にねじ込んだかのような物語で、とにかく登場人物が非常に多く読んでいて混乱してくることがありましたが、699頁の大作なので途中で慣れてきます。私としては、もっと読みやすく理解させやすい方法があるのではないかと思いますが、それを差し引いても物語として面白いです。
宇喜多家がどのように成り上がって行ったか、そして織田豊臣徳川とどのように絡んでいったのかが緻密に描かれていて、宇喜多秀家というタイトルよりも重厚な内容です。毛利小早川島津などの西国の覇権争いからみる織田豊臣徳川の歩みとして読むのも面白いです。
野戦の能力以上に戦国時代は政治的駆け引きの時代だったのだと痛感させられました。
残念でした
私はあの5大老になった秀家の話が読めるのかなと思ったのですが、父上の話で60%でした。秀吉が直家の枕元で「八郎を頼む」と言われたかどうかなど詳細はもうどうでも良くなってしまいました。