孔雀明王像
京都の仁和寺を訪れた。たしか白書院の座敷に掛かっていたのがこの孔雀明王像である。 絵の言われが書いてあった。以下その内容。
仁和寺所蔵 国宝孔雀明王像(模写) 仁和寺の説明板
仁和寺所蔵孔雀明王像は雲中の蓮台に降り立つ孔雀の背に座し、三面六臂に表され他像には 余り見られない特異な姿を見せている。孔雀明王の真言を唱えると孔雀が毒を食べてしまうように人の心中の毒を減し、また外的や災害を秡うと言われる。古来仁和寺の法親王は雨乞いや天皇誕生の際に孔雀明王を拝む大法を修した。 源平合戦において壇ノ浦に沈んだ安徳天皇ご誕生の際には仁和寺第六世門跡守覚法親王がこれを修した。 また、古代インドではお釈迦様の前世での姿とも言われ、アショカ王はマウリア王朝のシンボルとして祀った。
仁和寺の孔雀明王像の感想
まことにありがたい美しい姿に思えた。毒を食らい雨をもたらす優しい菩薩顔の 孔雀の神様です。宇多天皇が光孝天皇の遺志継ぎ仁和4年(888年)に竣工した寺で国宝の金堂が目当てで訪ねました。応仁の乱により衰退の後徳川幕府の加護により現在の復興をみています。当時から天皇も神だけではなく仏への信仰も厚くやはり日本人というのは多くの神を信仰する伝統を持っているようです。写真は正面から撮っているように見えますが画像のゆがみを補正したもので 廊下からしか見ることはできません。京都国立博物館のページに本物の写真がある。