井上 靖 さんの経歴
井上 靖 (いのうえ やすし)さんは1907年5月6日北海道旭川市で生まれた人です。京都帝国大学文学部哲学科で学びました。 その後毎日新聞大阪本社へ入社。1950年『闘牛』で第22回芥川賞を受賞。翌年より執筆活動に専念。 1976年には文化勲章受章。 1991年83歳でご逝去されました。 2007年には井上靖生誕100周年を記念して『風林火山』をNHK大河ドラマとして放映。 主な著作と受賞は1960年 『敦煌』『楼蘭』で毎日芸術大賞 。『孔子』で第42回野間文芸賞 。中国の歴史関係の小説が多い。
井上 靖 「風林火山」を読む
書名-風林火山 著者- 井上 靖 2007年1月7日〜12月16日の NHKの大河ドラマは風林火山でった。井上靖の原作を読んでみた。330ページぐらいなので1日で読める。主人公の軍師山本勘助は片目で醜いが策士である。それは相手の気を緩ませ裏切るというある意味では人道に劣る行為で誰もがまさかそういうことはありえないだろうという意識の裏をつくことで勝つ。戦国の世周りがすべて侵略者である世、小国が勝ち抜けるには厳しい考えが必要だったのかも知れない。そいうう一面は毛利元就に通じるものがある。自分のほれた主君武田信玄と由布姫を大成を願う心は全体を通じて変わることはなかった。戦略の都合上城主の姫子は時に人質をかねまたは同盟の証として敵との縁組をすることが多い戦国の世の女性の悲しさや強さ葛藤がここでもあった。この辺も功名が辻で豊臣の子を儲けた織田、浅井の血を引く淀殿とだぶってくる。武田と上杉の川中島をはさんだにらみあいは現在の冷戦につながるものもある。誰だって負けたくはないし死にたくはないのだ。それにしても山本勘助という人物は見えにくい謎...そんな所がこんどの大河ドラミマではどうなっていくかも見所になような気がした。
井上 靖 さんの関連雑誌
過去には井上 靖 さんは雑誌太陽 1979年10月号, 特集=画家と画商、新潮45+ 創刊号にも掲載があります。最近ではDANKAIパンチ2007/11/17発売号に高見 浩さんが小特集で井上靖さんについて掲載しています。
井上 靖 さんの本
風林火山
(新潮文庫) by 井上 靖 ¥ 540 ポイント: 5pt |
蒼き狼
(新潮文庫) by 井上 靖 ¥ 660 ポイント: 6pt |
西行・山家集
(学研M文庫) by 井上 靖 |
風林火山
by 井上 靖 ¥ 1,680 ポイント: 16pt |
あすなろ物語
(新潮文庫) by 井上 靖 ¥ 460 ポイント: 4pt |
NHK大河ドラマ
風林火山〈1〉風の巻 by 井上 靖 ¥ 1,575 ポイント: 15pt |
敦煌
(新潮文庫) by 井上 靖 ¥ 460 ポイント: 4pt |
氷壁
(新潮文庫) by 井上 靖 ¥ 820 ポイント: 8pt |
北の海〈下〉
(新潮文庫) by 井上 靖 ¥ 580 ポイント: 5pt |
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