ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」

曲目リスト

1. 合唱交響曲≪鐘≫ 作品35 第1楽章:「聴け、そりが駆け抜ける」
2. 合唱交響曲≪鐘≫ 作品35 第2楽章:「聴け、婚礼の聖なる鐘を」
3. 合唱交響曲≪鐘≫ 作品35 第3楽章:「聴け、けたたましき警鐘を」
4. 合唱交響曲≪鐘≫ 作品35 第4楽章:「弔いの鐘が聴こえる」
5. カンタータ≪ダマスクスのヨハネ≫ 作品1 第1部:「行こう、我の知らぬ道を」
6. カンタータ≪ダマスクスのヨハネ≫ 作品1 第2部:「だが永遠の眠りにつくまでは」
7. カンタータ≪ダマスクスのヨハネ≫ 作品1 第3部:「終末の日」

ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」の詳細

• Amazon.co.jp ランキング: #691 / ミュージック
• 発売日: 2007-05-16
• ディスク枚数: 1
• 実行時間: 60 分

浅田真央さんが選んだラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」

カルガリーオリンピック女子フィギアスケートフリースタイルで浅田真央さんが選んでスムーティングしたラフマニノフ合唱交響曲「鐘」 をじっくり聞いてみたいですね。

ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」のカスタマーレビュー

緻密な「鐘」に、感動の「ダマスクスのヨハネ」をカップリング
第１曲は、動きの速いオーケストラで始まり、後に合唱が加わるが、プレトニョフの指揮は緻密かつ抑制がきいている。
「鐘」関しては、演奏が、いかにもロシア正統派的と感じるが、その雰囲気が非常に良い。
４曲から成る「鐘」は、演奏時間が約３５分で、それぞれに表題がある。

他曲とカップリングされたアシュケナージ盤の「鐘」は、プレトニョフよりも、ずっと感情移入をしている。
どちらも、オーケストラの扱いが巧みだが、プレトニョフは、何と厳格で緻密な抑制、細緻な表情を見せる指揮者だろう。

「鐘」が目的なら、本プレトニョフ盤とアシュケナージ盤とのどちらを選ぶかを、迷うところだ。
ところが、本ＣＤではタネーエフ作曲の「ダマスクスのヨハネ」がカップリングされている。

この３曲からなるカンタータは、私は本ＣＤで初めて聴いたが、１度聴いただけで好きになった。
第１曲は豊潤な響きで始まるアダージョで、次第に合唱が重なり、そしてフルオーケストラ化して盛り上げる、長大な曲だ。
第３曲は長いフーガで、これも指揮の緻密さとあいまって、聴き応え十分だ。

この「ダマスクスのヨハネ」の聴き応えを加味する場合、どちらを選ぶかという参考にされると幸いだ。

あまり聴き馴染んでいない曲を、好んで聴く方には、たまらないだろうと思う。
とにかく、買って良かったと思える一枚だ。