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傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯

傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯
By 池田 平太郎

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  • 発売日: 2004-02
  • 版型: 単行本
  • 431 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
賢人か!愚人か!関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させ、傾国の烙印を押された男、毛利輝元。その光と影。

内容(「BOOK」データベースより)
関ヶ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、父祖が築いた120万石をわずか30万石にしてしまい、「国を傾けた男」の烙印を押された男毛利輝元。彼の生涯は、バブル崩壊後に生きる現代人にも多くの示唆を与えてくれる。「暗愚の将」とまで言われた毛利元就の孫、輝元の生涯を歴史的検証を踏まえて描く。

内容(「MARC」データベースより)
関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、父祖が築いた120万石をわずか30万石にしてしまい、「国を傾けた男」の烙印を押された毛利輝元。その生涯を歴史的検証を踏まえて描いた小説。


カスタマーレビュー

唸る!5
二年くらい前だろうか、東京に出張した際、八重洲の書店でこの本を買い求めた。
買い求めたが、そのまま、積ん読だった。
先日、やっと、読み始めた。
読み始めたら、速かった。
我ながら、驚くほど速かった。

元々、それなりに歴史には造詣があった私だが、この書には唸りっぱなしだった。
ユニークでそれでいて、言われてみれば!という解釈、独自の視点、文章の的確さ、奥行きの深さ・・・。
どれをとっても、絶品だった。

毛利輝元という、誰もが見過ごしがちになる題材を選んだこともながら、それをここまで的確に表現した作者の手腕には、もう、「唸る」という言葉しか出てこなかった。
歴史にそれなりの一過言ある人は、是非、手に取ってみられたし。
唸ること間違いなしだから。

優れた歴史書4
西軍の総大将に祭り上げたがために領土を削られた毛利輝元の話。
確かに小説ではあるが、これは良質の歴史資料でもあるといえる。
大内政家であった毛利輝元の素顔をうかがい知るためには必須の作品。
その結果しか中々教科書や一般的な本では書かれていないが、
この作品はその抜け落ちたピースを生める作品に他ならない。
そういった意味でいつまでも楽しめる作品であった。

とにかく面白かった5
知人にすすめられて読んでみたのですが思いのほか面白くてびっくり。
誰もが知っている毛利元就。
その毛利氏の2代目ボンボン毛利輝元(といっても実は3代目、2代目は3本の矢の隆元)の生涯を通して
戦国中期から末期までをダイナミックにわかりやすく、
そして劇的に表現してますね。頑張れ、現代の2代目ボンボン!

しかし実はこの本は毛利氏の本ではなく、我が国の生きた歴史書です。
私はこの本を読むことによって
喰わず嫌いだった歴史小説を読めるようになりました。
歴史観の形成にも貢献して頂きました。
そういう意味では、すすめてくれた知人と筆者に御礼を言いたい。

なので、難しい動機はなしで、とりあえず読んでみましょう。
そういう本です。
分厚いですがさらっと読めますよ。
ぜひ、おすすめいたします。
そして私にもひそかに御礼してください(笑)