2018年11月4日神之瀬峡森林環境インストラクター協会 の公募イベント「神之瀬峡・秋の散策」の植物観察会を行いました。 参加者はスタッフ含め42名でした。参加された皆様、 講師をしていただいた浜田先生、ありがとうございました。
君田温泉で開会式
君田温泉21番館前に集合し、9時半より開会、本日の講師浜田先生 にご挨拶いただきました。先生は「広島の山野草」を書かれて います。当会も長年ご指導いただいています。 手を上げて頂くと参加者の約半数ぐらいの人が今回初めて参加される方でした。 このあと各自車で先導者に続いて神之瀬峡入り口の駐車場に 行きました。ここでトイレなど行き、車に乗り合わせ半分ぐらい の車で神之峡キャンプ場に。ここから歩いて浜田先生の案内で 植物を観察しました。
浜田先生の説明を聞く参加者
岩石をくりぬいた道で地質の話を聞いたり、黄色く色づいたダンコウバイ を見たり参加者の皆さんも熱心に見聞きされていました。
春早く黄色い花を咲かせるダンコウバイ、葉にまだ緑の部分が残っています 。
神之瀬峡の紅葉
神野瀬川に目を向けるとモミジが赤くなり始めていました。 今年は暖かいのか紅葉が10日ぐらい遅く感じました。ケヤキも葉を残し 全体として黄色が美しかったです。ヤブヘビイチゴ実やサルナシの実も ありました。
ガマズミの実
5.6月に白い花をつけるガマズミが赤い実をつけていました。 ハンショウヅルの毛むくじゃらな実も見ました。
ゲンノショウコウ
参加者の方が注目して写真を撮っておられました。見るとゲンノショウコウ、 種子を飛ばした後の姿でです。果柄が神輿のようです。だからミコシグサとも呼ばれています。
カツラの黄葉
少し昼を過ぎたがここで折り返し地点になる。今までカツラの木を ここで見たことがなかった。神之瀬峡にもカツラがあった。こんど春の紅色の美しい 若葉を見てみたいものです。カツラは「鑪場(たたらば)」の神木でもある。葉をかぐと 醤油のような甘い香りがしました。
河原で昼食
お昼になったのでカツラの木を見て少し戻って神野瀬川の広い河原 におりました。ここで昼食です。
神瀬峡らしい景観で川の中に巨石が点在しています。 水が引いて小さな池が点在、取り残された小さな魚が泳いでいました。 キャンプ場から約2kmの地点です。
ヒメワラビ
昼食のあとは元きた道を帰りました。植物の名前がわかるようにインストラクターが 紙に名前を書いておいておきます。後ろから来た人にもわかるようにするためです。 約16種ぐらいのしだ植物を教えていただきました。
カバ岩の秋
この日の神野瀬川の淵は流れがゆるく川面が鏡のようで した。