2018年4月20日神之瀬峡森林環境インストラクター協会 の会員研修で滝や植物を見つけながら小庵谷をさかのぼりました。 結構急斜面があるので道のない山を登った経験のあるかたでないと 危ないのではいらないほうが良いでしょう。
右の谷の砂防ダム
小庵の滝入り口から高暮ダム方面へ道路を少し登ると左に 砂防ダムのある道の入り口があります。ここから右の谷(庵谷)に登ります。
砂防ダムの中を通り左へ
堰堤のガレ場にはキケマンが咲いていました。さらに上にも堰堤が見えます。 この堰堤の中を通り左の尾根を登りさらに左方向へいくと小庵の滝の上部 に行けます。
小庵の滝の上部
小庵の滝の上部には小さな滝がそして右から下に小庵の滝 がおちています。
小庵の滝 滝口
小庵の滝の滝口から30m下を覗きました。向こうに階段が小さく 見えています。
小庵の滝 滝口 動画
女性会員の方はハーネスやヘルメットを持ってきていて 滝口へ下りてきました。
上の幻の滝へ
小庵の滝の上には250m行くと小庵の滝より更に見応えのある「幻の滝」 があり近くまでやってきました。
炭焼き釜の跡
谷の左側上には炭焼き釜の跡がありました。このような釜が3箇所 ぐらいありました。まだプロパンが普及する前昭和30年台初めの炭焼き釜のあとかもしれません。
幻の滝の上に登る
下から幻の滝を見たあと今回初めてその滝口を目指しました。 その後さらに上に谷をさかのぼり5mの滝や14:00前には2mの滝 が2つ見つかり、最上部へはいけませんでしたがそのへんで もと来た谷を下りました。
幻の滝上部
幻の滝上部の手前から撮影
幻の滝 動画
幻の滝 滝口 動画
金屎発見
小庵谷を登っていくと傾斜もゆるやかになり 川に金くそ=(鉄滓)(てっさい)が見つかりました。むかし野鑪(のだたら)があったことが 考えられます。
途中で見かけた花
この谷には青がきれいなヤマルリソウがさいていました。
この谷はあたたかいのかヒトリシズカも花盛りです。
チャルメルソウやリョウメンシダにまじって猛毒のハシリドコロ が花を咲かせていました。 これはサリンの解毒にも役立つらしい。毒をもって毒を制す。 厳密に成分量を特定できなければ薬用として用いることはできません。 鎮痛作用もあるが毒性が強く麻薬にも似て幻覚をみて狂い走り最悪 死に至る劇薬成分があります。