岡山後楽園
後楽園とは岡山県岡山市の岡山城の近くにある大名庭園です。それは水戸の偕楽園、金沢の兼六園とともに日本三名園といわれています。総面積133000m2。広い芝生に池と築山が柔らかい曲線を作りのびのびした明るい感じの庭園です。「林泉回遊式庭園」と分類されています。後楽案内図。
下の写真は唯心山から見た後楽園です。左上に延養亭や能舞台の建物が見えます。
後楽園の歴史
後楽園は岡山藩主池田綱政が津田永忠に命じ3年後元禄13年(1700年)に造られました。明治17年(1884)岡山県に譲渡。 昭和20年の戦災で被害を受けましたが昭和42年池田家の絵図に基づいて当時のように復元完成をみています。 昭和27年文化財保護法による「特別名勝」に指定されて多くの観光客で賑わっています。
腰掛茶屋からの後楽園
沢の池に面した連子窓から見た景色です。手前のよく手入れされた松の枝越しに船が動いて行きます。その向こうは人口的に造られた高さ6mの唯心山。 その向こうに岡山城と変化に富む景観が作り出されています。
廉池軒(れんちけん)
池の上に鳥よけの糸がはってありました。池の中が長四角に掘り込まれその中に石が二つ。 水の深さの違いが色の変化を与えています。よそであまり見たことの無い意匠でなかなか 素敵です。向こうの複雑な造り廉池軒もいいです。