menamomi.net   円通寺 庄原市

円通寺 庄原市

円通寺

広島県の三次市から庄原市方面に国道183号を約半分行くと国道右側向こうにJR芸備線の山内(やまのうち)駅がある。この名前江戸時代以前にこの地を治めていた山内氏に由来している。国道の左側は殿垣内町というところ。少し進むと濁川方面への七塚西三叉路があり左折する。約1.5km進むと左の山懐にいく道がある。この山が山内氏の居城、甲山城があった所だ。以前から本郷町いい栄えた所。500メートル進むと円通寺への登り口がある。道々には観音菩薩などの石仏が沢山ある。300メートル登ると優雅な勾配の屋根を持つ建物が見えてくる。この寺は山内首藤氏の菩提寺だ。もとは天平の頃行基が仏像を彫り開基した高山千手堂といっていたが1324年領主山内通資が京都天竜寺玉洲和尚を招いて開山した。現在の建物は1532年山内直通が再建したもので唐様式の禅宗建築であり広島県北部の寺としては古く国の重要文化財だ。建物の中央に須弥檀厨子があり天井には雪舟の描いた龍など見所も多い。 円通寺の位置地図

雪舟の龍 円通寺

雪舟の龍 円通寺

天井に描かれている龍は雪舟が書いたと言われています。この龍はあまりにみごとで龍に魂がはいり、夜な夜な出て暴れるので、雪舟に頼んで龍の目に釘を打ってもらって龍を静めたという話が伝わっています。

円通寺 本堂内部

円通寺 本堂内部

左が建物の中央にある須弥檀厨子。上のに龍がいます。行基作一木造の本尊秘仏千手観音の写真がかかげてありサービス良すぎるお寺様です。

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