吉舎艮神社
きさうしとらじんじゃの拝殿です。おおきくはないですが美しい拝殿です。この神社は大宝元年701の頃にできた古い神社です。 昔はこの場所の東南の横路山にありましたが、弘仁3(812)年にこちらに遷座されたようです。 この神社は鎌倉時代、承久の乱で隠岐へ流される後鳥羽院が途中にここに立ち寄ったという伝説があります。 ここから県境の高野町まであたりその伝説があるのが面白いです。ここでの滞在もてなしがよかったので 「吉き舎りであった」と後鳥羽上皇言ったことが吉舎町の由来と言われてきたのも面白い伝説です。
吉舎艮神社 鳥居
吉舎艮神社は伊邪那岐尊、吉備津彦尊、伊邪那美尊の神が祀られています。鳥居の扁額には丑寅神社と書かれています。 戦国時代は地元の和智氏によって崇拝されていたようで、社殿を何度も再建しています。 艮(丑寅=北東)を鬼門といい、ここから死者=鬼が出入りすると言われていてそれを防ぐための神社とも考えられます。 200年和智氏築いた南天山城からみて北東方向にあたります。
吉舎艮神社 彫刻
拝殿の上のほうにはきれいに彩色された彫刻やかえるまたが見事です。
丑寅神社の位置地図