阿嘉島前浜でシューノーケリング :ケラマ ダイビング旅行記(5)

阿嘉島の前浜でシューノーケリング

6月27日午後最後のダイビングも終わった。夕食まで時間があるのでまた 前浜でシューノーケリングを1時間ばかりする。いつものようにサンゴの根 にミスジリュウキュウスズメダイ。ミスジチョウチョウウオがいる。深さは 3メートルぐらいだろう。ムラサメモンガラも相変わらず向かってくる。き っと何処かに産卵しているのだろう。攻撃的だ。今回はテングカワハギを発 見。青地に黄色いスポットが並び奇麗。口先突き出ていて特徴的。ペアでい ました。ほかになにかいないかな。素潜りも余裕がててきた。

ハナブサイソギンチャクの毒針攻撃

一塊が30cmぐらいある籾空が房についている様なイソギンチャクが ある。近寄ってみる。何か少動物はいないかな。ちょつと触った。そのとた んである。電撃的な痛みが口の横に。しまった。畜生。このやろーと思って イソギンチャクをみるとそこには大きな穴があいているばかり。完全に防護 体制になっていた。いたいいたい。これでケラマの海ともお分かれである。 部屋に帰ってキンカンを一応塗っておく。「珊瑚礁の生き物」という図鑑で 調べてみるとそれはハナブサイソギンチャクというものだった。刺胞毒は強 く刺されるとかなりいたむと書いてある。しかし私は針で突きさして血が出 て傷になった程度で腫れることもなく毒の痛みもかゆみも感じなかった。

民宿オーシムで歓談

いつも食事のあとシーサーにビデオを見に行くのだが今回は時間が後なので オーシムの食堂で歓談。泡盛をオーナー夫妻や常連のカップル年配のおじさ んなどと呑む。今日きたばかりのアルバイトの女の子やもうひとり手伝いの 女性もやつてきた。おみやげを買いそびれてきたが広島の絵葉書をあげると ホワイトチップさんがこのあと利用したダイビングサービスの阿部さんが撮 ったというマンタやカサゴの絵葉書をもらう。これはオーシム用にたのんだ ものらしい。もう一つモンハナジャコの el azulという阿部さんの店 のももらった。阿部さんは昔シーサーにいたが昨年あたり独立したとのこと であった。新しくダイビングショツプを開く人は民宿などとの共存も考えて あえて宿泊施設を造らないという。はんたいにコンドミニアム建設反対など という看板もあったりする。

白亜のホテルは阿嘉島臨海研究所

阿嘉島臨海研究所 そういえば昼の合間に奇麗な白亜の4階立の大きなビルをみつけた。 部屋の窓はブーゲンビリアが飾られている。まるでホテルみたい。 もうそのコンドミニアムができていたのかと思って行って見る とそこは『阿嘉島臨海研究所』という所だった。一階には水槽が沢山あり色 々研究しているようだった。クジラの骨を繋ぎあわせたものも階段の所に釣 下げてあるのが目をひいた。

阿嘉島の夜空の輝き

その後はビデオを見にシーサーへ。ビデオはあまり気に入らなかったので 買わないが3千数百円でダビングしたのを買えるようになっていた。 その後やどに帰って二階のテラスでテンキチと夜空を見る。光害も少なく 天の川が奇麗にみえる。さすがに南だけあってサソリ座のしっぽがしっかり 見えた。オーシムの親父さんもでてきた。あの星まで何光年だなどとなかな か詳しい。そういえば望遠鏡が2つほどどこかに転がっていたようだ。 男はロマンチックな人が多いようだ。私はカメラをバルブにして空にむけて見た。 離島の夜は静かではあるが饒舌な星空と自然に囲まれてふけていった。

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