前おき 島根半島ダイビング
私をダイビングにいざなってくれたテニス仲間のテンキチと1995年9月9日に島根半島多古に潜りに行った時の話です。
パソコン通信ニフティサーブのダイビングフォーラム に書き込んだものと同じ内容ですが
今はパソコン通信という言葉も死語になってしまいました。
利用ショツプは松江市内にあるサンランド
おせわになったのは松江市内にあるサンランドというお店です。事前に別のフオーラムのオフの時場所はチェックしておきました。 ひょっとしたらオフにでもしょうかなと思ったのてですが事前に潜らないと不安なので止めました。前週の土曜日は風が強く キャンセルになっていたのでバディのテンキチと二人だけです。三次6時40分発 少し道を行きすぎて9時に松江のショップに到着。 この時間にこの店に集合するというのが店との約束です。広島からだとかなり早朝に出発しなければならないので大変です メンバーがそろうと集合時間を遅らせることもできるみたいですが。店で潜ることについて自己責任をとるという同意書をまず書きました。
多古という戸数50軒ぐらいの漁港
そして店のバンとお客の車に乗り合わせて港まで行きます。美保関方面へ向い大根島の横を通るあたりから北の山に入る。 山を越えると日本海。北浦。千酌。笠浦。瀬崎。と小さな港を北西に通り小波から北にむかうと多古という戸数50軒ぐらいの漁港に着く。松江市の北北東15kmに位置する。距離25km。時間30分。 ここの漁港の岸壁に車をとめる。タンクを下ろしセッティング。ボートは11人乗りのイカ釣り船。メンバーは店のおやじが船長。 最初はその娘とは知らぬガイドと客6名。船はわりと長く余裕はあるが客は6名ぐらいしかとらないらしい。
うんこのおじさん
トイレは近くの集会所を利用。わがバディはみんながいるとおちついてトイレできないといいみんなを遠ざけたところから いきなりうんこのおじさんと16才で今日が初のファンダイブというゆりかちゃんに命名されるしまつ。 セッテングをすませウエットをきてボートにのる。前3名。後ろ4名にバランス分け乗船。前はテンキチとひげの野津さん親子。 後ろは松江市内の青年と銀行に勤める女性。遠く鳥取の山のなかから来た年配の女性とメナモミ。という具合。ポイントは多古の湾内が主とあったが ボートはどんどん北に進む。波は1メ−トル。うねりがある。北のほうに島影。あれは隠岐にちがいない。けっこう近くに見えて不思議。 ポイントにつくが流れが速いので中止。湾内に引き返す。さて最初のポイントは潮の流れが速いので断念少し湾内に戻ってのダイビングです。
ダイブNo.:1 (通産18)ボイント名 :多古 No.2
日付:1995年9月9日
潜水地:島根県島根町多古 北湾内
潜水時間:28分(10時51分〜11時20分)
タンク圧:190→30使用量:160
タンク容量:12リットル
最大深度:28.0m 平均深度:19.6m
気温:31度
水温:25度
透明度:10m
◆ コメント ◆ 海底30mぐらいから出た根が10mぐらい伸びている。 最初アンカーロープに添っ潜っていくがダイバー以外何も 見えないと思ったら底の方に根があった。
◆ 見た生物 ◆ ・ ネンブッダイ・マアジ・スズメダイ・イシダイ ・ キジハタ
ここのネンブッダイや稚魚は全然ダイバーを気にしません 目の前をゆっくり泳いでいます。円柱状の長い海綿が印象的。 深度が深く透明度も少ない為水中カメラのピント合わせが 難しい。マニュアルであわせるのは今日がはじめて。 岩のあいだに黄色い大きな魚がいました。キジハタです。 これが今回の私の収穫でしょう。
2本めいこうか
港へ帰って次のセッテングをしている間に船は沖の方に出ていきました。 おやじ一人で釣りをしにいったのだそうです。今日の昼飯になるのかな。 待つこと2時間。なかなかおやじが帰ってこない。今日は当たりがない のだろうか。おなかがすいたな。やっと帰ってきたとおもったら 2本めいこうかだって。
ダイブNo.:2 (通産19)ボイント名 :多古 No.1
日付:1995年9月9日
潜水地:島根県島根町多古 北湾内
潜水時間:29分(13時45分〜14時16分)
タンク圧:190→40使用量:150
タンク容量:12リットル
最大深度:26.1m
平均深度:16.4m
気温:31度
水温:25度
透明度:10m
◆ コメント ◆ ここは最初のポイントより南西になります。 かなり潮流がはやい様子。私は用心の為カメラをおいて行きます。船の上からバックエントリー。普通のキックでは前に進まない。 気合をいれて舳先のアンカーロープを目指す。ロープを握り潜行。水深25m付近の根の横を回る。根は水深50m ぐらいまで延びているようだ。10メートル以下は流れもない。
◆
見た生物
◆
・キンチャクダイ・イラ・キハッソク・アオリイカ・スズメダイ・イサキ・クエ・ミノカサゴ・メバル ・ソラスズメダイ幼魚・キンギョハナダイ・カサゴ・キュウセン・ホンベラ雄雌・イシダイ・ヨソギ ・カワハギ・ハコフグ・ゴンズイ・カゴカキダイ こんなに私が見たわけではありませんが参考のためにいた 魚をあげてみました。私がはじめて見て印象深かったのは キハッソクです。15cmぐらいで真ん中に黒地に黄色い横縞が大きく広がっています。水中で沈みがちになるので 今回はウェイトを1kgへらし4kgにしましたがまだ沈みがち。浮上のことも考えるとこれで適当でしょう。 船は7分ぐらいで港に帰ります。
(写真はネンブツダイの群れ)
サザエの刺し身
港は釣り客がいる以外はひっそりしています。やつとご飯だ。頭からポリタンクの水をかぶり着替えをします。 七厘の上で木をもやし火種を造る。ここでカマスを焼いて食べます。サザエをたたき割る。これらはおやじが何処からかこの集落でわけてもらっ てきたものです。釣りは不良でした。でもタイとイサキが少し釣れた。おやじがさばいた刺し身。氷の上にタイとサザエ。サザエの刺し身ははじめてです。ニンニクのスライスが入った醤油につけて食べます。これは美味し い。イサキは味噌で汁に。ガイドなおみ汁は絶品です。
多古のわかめ売り
途中から雨が降り出したので漁協の小屋に移動。ここにはなんとカヤ の芯をほしてある。これを編んでむしろみたいなものを作りわかめを干すのだそうです。なんと今時手間のかかることをするのでしょう。 実家に帰って話すと多古のわかめ売りがやってくるとのこと。意外なつながりを発見しました。
のんびり夕方まで港で過ごす
遠来の客が今日は多いのにいつもよりのんびり夕方まで港ですごした。そして松江の店に帰りログつけもう18時をすぎていました。 ガイドの野津直美さんは冬はこれまで東南アジアはプーケットのカタダイビングにてアルバイトされていたとか。どなたか会われた方がいらっ しゃるかもしれませんね。
利用ショップは松江のサンランド
住所:松江市菅田町18番地3
電話:0852−25−0655
料金:2ボート 14、000円