ケラマ諸島 阿嘉島到着 ケラマ ダイビング旅行記(2)

ケラマへ離陸

ケラマ飛行場 6月24日14時55分。 双発のプロペラ機DHC−6は軽やかに那覇空港を舞い上がる。 眼下に白く波打つ小島。エメラルドグリーンの海。ああやはり ここは南海の楽園。10分もするとケラマ諸島が見える。あれが 渡嘉敷島かな..。高度は300m。速度も300km/h。写真を 撮るにも都合がいい。機はやや揺れて高度を落としていく。なんだ か乗りなれないのでこわいな。でも車輪は常に出ているしこちらの ほうが安定感があるらしい。と思うやいなやあっという間の着陸。 ここは滑走路しかないという外地島。小型機は軽快で小回りもきき 乗りなれてくると案外楽しいのかもしれない。 (写真はケラマ空港到着のDHC−6双発プロペラ機)

ケラマ到着

JTAFUNE.jpg(7739 byte) 真新しい待合室を出るとバンが2台お出迎え。だが私一人乗れない。 結局テンキチと私は折り返しの次の車を待つことになる。5分。 坂を下り橋を渡る。隣の慶留間島へ。ここからマリンバスで目指す 阿嘉島へ。南西の風がやや強い。島の西側を通るボートはゆれゆれ。 2.5km5分もすると阿嘉島に到着。ダイビングショップシーサー の送迎スタッフに出迎えられて店へ。ここでアンケート用紙に記入。 明日からの出航時間や色々な決まりを聞く。そして宿へ。 (写真はマリンバスというJTAの船)

ダイバーの島阿嘉

ohsim.jpg(36876 byte) 小さい路地を歩いていく。どの家もブロックで回りをかこんである。 屋根も低く、コンパクトなものが多い。きっと台風対策だろうな。 石巌頭の文字が角角に必ずある。魔除けの文字か。しっかり張り付いて 台風にやられないぞという意味だろうか不思議だ。赤い瓦を白い漆喰 で固めた家。門塀の上は紫のブーゲンビリア。沖縄に来たのを実感 させられる。ここの人口は200人ぐらい。東西600。南北300m。 集落はここだけ。小中学校はあるが散髪屋はない。ダイビングの器材や ウエットスーツを干した家がそこかしこにある。所々廃屋や空き地もある。 若者が島を離れ今は年寄りだけの世帯とあとは民宿やダイビングサービス の店がおもにあるだけ。今ここはまさにダイバーの島なのだ。 港から徒歩1分でマリンハウスシーサー。そこから2分で民宿オーシム。 二階屋の白壁の家に到着。玄関脇の棚に我々の器材はちゃんと到着してい た。我々は隣に借りているという離れの平屋へ。荷物を置きくつろぐ。 (写真は民宿オーシム )

阿嘉島の前浜でシュノーケル

maehama.jpg(41296 byte) 6月24日私メナモミと連れのテンキチは民宿オーシムの離れに落ち着き荷物を あける。まだ夕食まで時間があるのですぐ前の浜に出てシュノーケルをする。 砂が白いので海の色はコバルトブルーで美しい。南西の風は強いが前方のテトラ ポットが波を消している。透明度は思ったより悪く5mぐらいか。だがさすが に魚は南方のもの。ソラスズメダイ。ハナキンチャクフグ。シマハギ。 フウライチョウチョウウオ。ミドリイシのエダサンゴにはミスジリュウキュウ スズメダイ。ミスジチョウチョウウオ。すっかり嬉しくなってしまう。模様 と彩りがおもしろいムラサメモンガラがまっすぐに向かってきてはユーターン していく。(写真は阿嘉島の前浜)

専用ストロボのYS−120TTL/Cの部品を忘れた

カメラ器材をアイスボックスに入れてきた。開けてシーアンドシーの CX−500にキャノンのイオスキッスをいれる。そしてアームをつけて 専用ストロボのYS−120TTL/Cをつけようとしたら....。 ないのだ。取付用のおおきなネジが。ガーンなんてこったい。 せっかく写真を撮ろう思ったのにストロボが使えないなんて。 シーサーに行き相談。明日ネジが合えば貸してもらうことにする。 しかしそれでは心許ないので糸を借りる。糸をシーアームの穴とストロボ の穴に通して結わえる。それにナイロンの紐を結ぶ。さらになにかの為にと 持ってきた平たい布のロープで固定。そんな事を寝る前まで辛抱づよくやる。 なんとか大丈夫だろう。

阿嘉島朝の散歩

6月25日。朝5時。早起きして散歩。私は見知らぬ所へ行くとしたくなるのだ。 阿嘉の町を一週。西の外れから展望台へ上がる道がある。その途中左にも小高い 丘がある。そこにも大きな道ができていて登るとたかだか38mだが南のサクバル の奇岩がよく見える。今日は時間がないので山には登らない。 ごはんを元気よく三杯食べていよいよダイビングだ−い。

ダイブNo.:1 (通産12)ボイント名 :西浜(ニシバマ)

日付:1995年6月25日 潜水地:沖縄県座間味村阿嘉島北東
潜水時間:39分(9時54分〜10時31分)
タンク圧:180→40使用量:140 タンク容量:12リットル
最大深度:13.1m
気温:30度 水温:27度 透明度:15m

コメント 初めてのケラマ。明るくて透明度がよいのにびっくり。50cm 級のハマフエフキが数匹優雅に泳いでいる。クマザザハナムロの 群れにも感激。ルリスズメダイ。カクレクマノミ。中にオレンジ 色のめだつモンツキハギこいつは覚えやすい。ブダイの仲間もい る。リュウキュウヒメジの黒斑もみえる。 ロクセンスズメダイ。ルリスス゛メダイ以外は今回初めて。写真 を撮ったのを図鑑で調べたり思い出したりして書き込んでいます 写真を取る興奮とふらふら落ち着かない無駄な動きで空気の消費 がはやくていけない。

見た生物 トゲチョウチョウウオ ミツボシクロスズメダイ。ミスジリュウキュウスズメダイ。 シリキルリスズメダイ。ハマクマノミ。オトメベラ。ロクセン スズメダイ。ゴマチョウチョウウオ。ホンソメワケベラ。

ダイブNo.:2 (通産13)ボイント名 :儀名(ギナ)

2本目は民宿に帰りお昼ご飯を食べて昼寝をしてからてくてくと港まで300m あるいていきます。

日付:1995年6月25日 潜水地:沖縄県座間味村阿嘉島北西
潜水時間:38分(14時57分〜15時35分)
タンク圧:180→40使用量:140 タンク容量:12リットル
最大深度:13.1m
気温:30度 水温:27度 透明度:15m

コメント ここはあまり聞かないポイントだ。サンゴの種類も多く元気。 山脈のような根が続きサンゴが沢山。ガイドは1回目と同じ シーサーの豊島ガイド。ビデオをあとで見せてもらうとああ 僕が赤紫色のきれいなクレナイニセスズメを撮っているとき なんとあの光るウコンハネガイを見ていたのだ。イシモチの 仲間が口の中で卵を育てているのやハタタテハゼもビデオに 撮っている。やはりガイドは凄い。私はそれらを見ていない。

見た生物 私がみたのは、紫のきれいなウミトサカ。ヒトスジモチノウオ。 キホシスズメダイ。ネッタイスズメダイ。フタスジタマガシラ。 ニセネッタイスズメダイ。コクテンサザナミハギ。ナミスズメ ダイ。こちらも紫がきれいなヒメジャコガイ。ショウガサンゴ。 リュウキュウヒメジ。ヒブダイ。ツノダシ。フイリピンスズメ ダイ。ミスジリュウキュウスズメダイ。ハマクマノミ雄雌。 シコクスズメダイ。

阿嘉島最初の夜

夜はオーシムの美味しい家庭料理5品ぐらいを食べてシーサーでビデオを見て 久米仙を飲む。そして夜は早く寝る健全な生活。テレビのスイッチなど1回も 二人とも入れなかった。

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