阿嘉島の西浜の海を堪能 ケラマ ダイビング旅行記(3)

阿嘉島の西浜へ

6月26日 朝はやはり散歩から始まった。でも今日はただの散歩ではない。 西浜に行くのだ。3点セットとカメラをもって。ハウジングは重いのでパス。 6時35分宿を出る。天気は雲があるが大方晴れ。大きなうるんの木の横を過ぎ 阿嘉小中学校の横を通る。そして5分も歩くとプチホテルシードルンを最後に 人家はない。舗装されたゆるやかな坂を登る。途中シーサーの空気充填施設が ひっそりと山の中に。ここだと夜間運用でもうるさくないのだろう。 ふとみると20センチもの長さのある葉をしたリュウキュウマツの林の中に 真新しい花束が。不思議だ。なにか戦死者の墓参に訪れた人のものだろうか。 15分も歩くと林の向こうに海が。踏みわけ道をおりるとニシバマの南の 端についていた。

西浜でシュノーケリング

東の海面は朝日でキラキラ輝いている。安室島の黒いスカイラインの上に太陽が 登ってきたのだ。ビーチは白に近く柔らかい波がひも状に砂の上に形をつくって は消えてゆく。海の色は正に水色。きれいだ。6時55分海の中に。 透明度は良く30mはある。だが期待に反して浜の近くはサンゴの瓦礫の山 に藻がはえていてほとんど魚もいない。愕然とする。これは人間が壊した珊瑚 なのだろうか。さらに沖の方へ泳いでいく。水面近くをダッの仲間が泳いでいる ちょっと恐いが夜ではないので人間に突撃はしてこないだろう。さらに沖へ。 所々に若い珊瑚根が点在。魚達もいる。オヤビッチャ。アオヤガラ。 ノコギリヨウジ。アカマツカサ。カモンハタ。ヤセアマダイ。ハマフエフキ。 ハマクマノミ。キホシスズメダイの群れ。ヤマブキベラ。クギベラ雌雄。 ロクセンスズメダイ。ムラサメモンガラ。 他にウエットを着てシュノーケリングするペアー3組。約1時間の遊泳をする。 宿へ帰り朝食を食べ今日のダイビングの準備をしてくつろいでいると迎えの 車が。集合時間を勘違いしていてもう出発時刻になってしまっていた。

ダイブNo.:3 (通産14)ボイント名 :安室島東

日付:1995年6月26日 潜水地:沖縄県座間味村安室島東
潜水時間:44分(10時11分〜10時55分)
タンク圧:185→40使用量:145 タンク容量:10リットル
最大深度:14.8m
気温:30度 水温:27度 透明度:20m

コメント ここは浅瀬にサンゴが良く発達していて奇麗。テンキチも 気に入った所である。黄色や芯が赤く回りが黒いウミシダ。薄紫のチヂミトサカ。なん かも元気なサンゴの中で奇麗です。マルクサビライシがちょこんと あるのも面白い。

見た生物 ニセネッタイスズメダイ幼魚。 クマノミ。ミスジリュウキュウスズメダイ。デバスズメダイ。 クギベラ。ルリスズメダイ幼魚。ネッタイスズメダイ。カモンハタ。 フタスジリュウキュウスズメダイ。ニジハタ。クマドリ。ツノダシ。 オトメベラ。ナミスズメダイ。セナキルリスズメダイ。モンガラカ ワハギ。ヒトスジモチノウオ。

宿に帰り食事。その後は昼寝。そして2本め。

ダイブNo.:4 (通産15)ボイント名 :灯台下

日付:1995年6月26日 潜水地:沖縄県座間味村座間味島東南
潜水時間:33分(14時57分〜15時35分)
タンク圧:190→40使用量:150 タンク容量:10リットル
最大深度:20m
気温:31度 水温:27度 透明度:20m

コメント ここは地形がダイナミックである。深い谷間の岩の間の 通り抜け。見上げればキンメモドキの群れ。こんな写真 をテンキチはうまく写真に納めていた。私はエントリー後 あっツバメウオだと興奮し追いかけ回し空気を随分使用してし まう。みんなより10分は早めに上がるしまつ。最後のクライ マックスまでいけないのは情けない。 ムチヤナギについたハゼを撮影しようとしたがピントが迷い 難しい。紫色のハナゴイの群れは奇麗だ。1mほどもある リュウモンサンゴの渦巻は迫力がある。変な気分だ。

見た生物 ナンヨウツバメウオ。スミツキトノサマダイ。タテシマヤッコ。ミスジチョウ チョウウオ。クギベラ雌。キホシスズメダイ。ハナゴイの群れ ニシキヤッコ。ミナミハタタテダイ。ヤリカタギ。アサドスズ メダイ。ブダイの仲間。クロモンツキ。ウメイロモドキ。 ツノダシ。キンメモドキ。

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